自灯明、法灯明

 

仏教とは仏になるための教えです。外的な神秘に頼らず、自己鍛錬により内的な力を手に入れる事で仏を目指すのです。

 ここでお釈迦様が大病を患い、自身の命も残り少ないと自覚されたときに弟子達にお伝えになられた言葉をご紹介します。

 

「自身を島(灯明)とし、自身を救いの拠り所として暮らせ。他を拠り所としてはならない。法(教え)を島(灯明)とし、法を救いの拠り所として暮らせ。他を拠り所としてはならない。」

 

この言葉は、日本では「自灯明 法灯明」として有名なお言葉として伝え残っております。

仏教においては、この世の中は「苦」であることが前提です。「苦」に溢れている。その「苦」は自分自身ではどうしようもない理不尽さを感じることで頭を出し始めます。また、理不尽を感じるという事は外側に問題の原因を作り、その救いも外側に求める事です。お釈迦様はそうしろとは仰っておりません。自身を救いの拠り所とせよと、自分自身の内側の問題とし自己鍛錬に励まなければならないのです。

大変厳しいお言葉のように感じます。

皆様は「自灯明 法灯明」についてどのように感じられたでしょうか。