お知らせ

お知らせ

News

お知らせ

青葉祭によせて


― 弘法大師・興教大師 ―

南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)

南無興教大師(なむこうぎょうだいし)

四国八十八ヵ所をはじめ、日本各地で深く信仰を集める弘法大師空海(くうかい)さまは、宝亀五年(774年)6月15日、現在の香川県善通寺市にお生まれになりました。
幼きころより学問に秀で、やがて真言密教を求め、命を懸けて唐(現在の中国)へと渡られ、わずか2年という短期間で密教の真髄の全てを学び日本へと戻られました。

お大師さまは様々な教えを残されておりその一つに

「一切衆生、仏性あり」と説かれています。

生きとし生けるものは、仏となる種(仏性)を持っており、私たちの心の中にも、尊い光が宿っているということです。
怒りや妬み、不安に心を奪われる日々もありますが、その中にあっても、私たち一人ひとりが「仏となる道」を歩むことができるのだと説かれました。
お大師さまの教えは、現代を生きる私たちにも深く響きます。

そして、興教大師覚鑁(かくばん)さまは、その教えを受け継ぎ、真言宗を中興されたお方で「仏法は行いにあり」と説かれ、日々の祈りと実践の大切さを私たちに教えてくださいます。

大本山成田山久留米分院では、毎年6月15日、弘法大師さまと興教大師さまのご誕生をお祝いする「青葉祭(あおばさい)」を厳修しております。
この青葉祭を機に、両大師の御教えにふれ、小さな善行を一つずつ重ねる日々こそ、仏の道を歩む第一歩です。

そして、誰かの幸せを願うとき。静かに自分と向き合うとき。
そこには、弘法大師さまと興教大師さまの祈りと教えが今もなお、私たちとともにあるのです。

合掌

> 一覧に戻る

通販サイト

PageTop