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この煩悩の根本を残りなく滅ぼし尽くし、全ての執着を離れれば人間の苦しみもなくなる。これを苦しみを滅ぼす真理(滅諦)という。 この苦しみを滅ぼし尽くした境地に入るには、八つの正しい道(八正道)を修めなければならない。 八つの正しい道とは、正しい見解、正しい思い、正しい言葉、正しい行い、正しい生活、正しい努力、正しい記憶、正しい心の統一である。 これらの八つは欲望を滅ぼす為の正しい道の心理(道諦)と言われる。 これらの真理を人はしっかり身につけなければならない。 というのは、この世は苦しみに満ちていて、苦しみから逃れようとする者は誰でも煩悩を断ち切らなければならないからである。 煩悩と苦しみが無くなった境地は、悟りによってのみ到達し得る。 悟りはこの八つの正しい道によってのみ達し得られる。

パーリ「律蔵」「大品」


成田山は真言宗智山派に所属しており、ご本尊は不動明王ですが、仏教を一番最初に開かれたのは、お釈迦様です。
お釈迦様は日々生きるうえで、様々な教えを説かれました。
その教えの中の一つ、苦しみを無くし、よりよい人生を過ごす為の八つの道についてご紹介致します。

仏教では、苦諦・集諦・滅諦・道諦という「4つの真理」が説かれています。
煩悩と苦しみの無くなった境地の事を「滅諦」といい、これが目指すべき境地ですが、これを実現するには「八正道」という八つの正しい道を実践する必要があります。
この八正道の内容は「道諦」といいます。

「煩悩」や「苦しみ」は簡単に無くす事が出来るかと言えば、非常に難しい事だと思います。それは日々私達に付きまとい、心が惑わされます。

この煩悩や苦しみを無くすという事は、まずそれらをありのまま受け止めて、そして乗り越える事が必要です。

八正道では、
正しい見解を持つ(正見) 正しい思いを持つ(性思惟)
正しい言葉を語る(正語) 正しい行いをする(正業)
正しい生活を送る(正命) 正しい努力をする(正精進)
正しい記憶を保つ(正念) 正しい心の統一を行う(正定)

以上が必要だと説かれています。その中でも、正見「正しい見解を持つ」は様々な事柄を見て「判断」する事に繋がりますから、特に重要になります。

仏教では、あるがままの現実を直視するという事はとても大事な事です。現実を受け入れる事、それは、「煩悩」や「苦しみ」を乗り越える為の第1歩となります。

そのうえで、八正道のように正しく生きる事が出来たなら、よりよい人生を過ごせるかもしれません。

新しい年を迎え、皆様が心身ともに健康に過ごされ、今年一年がより良きものになります事をご祈念致します。

合掌

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